小室歯科の歯科医師卒後臨床研修の関わり

小室歯科では、昭和30年の開業設立当初より、入局された新卒の歯科医師の先生方とともに研鑽し、”スタッフと共に歯科医院も成長する”スタンスで地域歯科医療に携わってまいりました。このように、”準教育機関的要素を持つ歯科医院”として、これまでもたくさんのOBの先生方を輩出し、皆様が開業医として活躍されております。
つまり、もう60年近くの卒後臨床研修指導のノウハウがあることになります。
そこで、小室歯科の卒後臨床研修の歩みをご紹介します。

開設以来

開設以来、小室歯科では常に新卒、あるいは準新卒のドクターを採用し、そのドクターの研修を独自のカリキュラムのもと、行ってまいりました。そして、先生の成長とともに、医院も成長を遂げてきたものと自負しております。

臨床研修が制度化される以前

H18年度より臨床研修制度が法制度化されて、現在小室歯科でも大学の協力型臨床研修施設として臨床研修医を受け入れておりますが、実はその5年ほど前から、日本歯科大学では臨床研修医を臨床医のもとに派遣するプログラムが存在しました。
小室歯科でも、そのころから日本歯科大学より、研修医の先生を受け入れ、研修しておりました。そのため、小室歯科は全国の歯科医院に5年ほど先駆けて厚労省より協力型施設の認可を取得し、協力してきたことになります。
当時の先生は、初めて大阪に出てこられる先生もおられ、研修以外にも、道頓堀や食い倒れなど、”大阪ライフ”も満喫されていたことを思い出します。

H18年度は

H18年度は、大阪大学から2名の研修医の先生がH18年7月より8ヶ月来られ、無事研修を終了いたしました。
歯科医師臨床研修の初年度ということもあり、我々も、研修医の先生も手探りの状態でした。
H18年度は、医院全体で週1回行っている勉強会以外に、以下のような研修医特別研修を行いました。診療終了後に、大変だったかとも思いますが、2人とも無事にプログラムについてきてくれました。研修医の先生、お疲れ様でした。H19年4月からは、そのうち1名が小室歯科の常勤のDrとして勤務されています。 

H18年度の特別研修内容

・オリエンテーション
・初診から、終了まで、治療の流れ(特に、“現症”をとる)
・口腔内写真、レントゲン(オルソ、デンタル)
・デンチャー理論
・咬合理論
・保険制度(概論、各論)
・根管治療(抜去歯牙を使用して)
・歯周治療

H19年度は

H19年度は、大阪大学から1名の研修医の先生が来られる予定だったのですが。。。。国家試験に不合格になられ、研修できませんでした。一緒に研修できることを楽しみにしていたのに、残念でした。

H20年度は

岡山大学からの臨床研修医の先生が研修されました。まだ、小室歯科での実習が始まったばかりですが、さっそく見学、アシストから始まり、当院独自のカリキュラムによる研修も開始されました。
H20年度は、指導歯科医を4名に増強し、これまで以上に指導体制を強化しております。
また、研修医特別カリキュラムを改善し、研修医がより成長できるように配慮しております。

H20年度の特別研修の改善点

・マネキン人形の導入による、支台歯形成実習
マネキン人形により、より実際に即した形成練習ができます。これまで通りの抜去歯牙による実習も組み合わせることで、より形成に自信をつけていただけます。
・実習目標の見直し
効果的な成長には、成長段階に即した細かな実習目標の設定が不可欠と小室歯科では考えます。本年度では、実習目標も、1か月、2か月と、細かく目標を区切り、達成度を指導医とディスカッションすることで、研修医の成長を細かく、適切にサポートします。

H21年度は

H21年度は、指導歯科医を5名に増強し、これまで以上に指導体制を強化して研修に臨みました。岡山大学、徳島大学より研修医の先生が来られ、研修されました。
また、研修医特別カリキュラムを改善し、研修医がより成長できるように配慮しています。H21年度は、デンチャー理論の講義などの充実を図りました。パワーポイントなど、ビジュアルを使ったものに進化させています。

H25年度は

初めて単独型卒後臨床研修施設として、2名の研修医を受け入れることができました。12か月動員でじっくり研修を行うことができ、無事、研修を終了することができました。
そのうち1名は、そのまま、当院の常勤歯科医師として勤務いただきました。

H28年度は

単独型の歯科医師臨床研修のみならず、管理型の歯科医師臨床研修施設にも認定されることができました。
これにより、当院より出向いただいて、全国の特徴ある歯科医院での研修も可能になりました。

H29年度は

単独型研修コースの臨床協力施設として、近隣の歯科口腔外科に協力いただける体制を整えることができました。
口腔外科では、全身麻酔による施術のみならず、口腔外科での外来における手術も積極的に見学いただきました。

一番上に戻る
お電話でのお問い合わせ TEL.06-6623-2401お電話でのお問い合わせ TEL.06-6623-2401 見学・面接お問い合わせメールフォーム見学・面接お問い合わせメールフォーム 求人情報TOP