小室歯科は、平成18年の歯科医師臨床研修の必修化に伴い、厚生労働省に“歯科医師臨床研修施設”としての申請を行いました。
結果、これまでに大阪大学歯学部、大阪歯科大学、岡山大学歯学部、徳島大学歯学部、愛知学院大学歯学部との提携を結ぶこととなり、歯科医師臨床研修施設として運営がなされています。
平成25年より、独自のカリキュラムで研修医が12ヶ月研修できる、開業歯科医院では全国でも珍しい単独型施設、管理型施設にも申請し、毎年実績を積み重ねています。
小室歯科は、昭和30年の開業以来、入局された新卒の歯科医師の先生方を積極的に受け入れ、歯科医院と歯科医が共に成長できる場として、地域の皆様の口腔の健康維持・向上に努めて参りました。
「準教育機関的要素を持つ歯科医院」として、これまでも多くのOB・OGの先生方を輩出し、そのお一人お一人が、今や全国各地で活躍されています。
年度 | H18 | H19 | H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 |
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人数 | 2 | 0 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 |
年度 | H27 | H28 | H29 | H30 | H31 | R2 | R3 | R4 |
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人数 | 3 | 2 | 2 | 4 | 2 | 2 | 3 | 4 |
また、小室歯科は、厚生労働省より、年間を通して院内にて研修を継続する“単独型臨床研修施設”、さらには国内のさまざまな特徴的な歯科医院と協力して研修を実施する場合にその管理を行う“管理型臨床研修施設”、管理型臨床研修施設と共同して研修を実施できる“協力型臨床研修施設”にも認定されています。
歯科医師臨床研修プログラムに沿った「基本的な臨床技術・知識」の修得と「多くの医療技術」の経験
一般開業医における卒後臨床研修をご希望の方は、ぜひ一度、小室歯科に見学にお越しください。小室歯科をご信頼くださる患者様のお口の健康維持・向上できるよう一緒に取り組みきましょう。見学のご予約やご質問は、メールまたはお電話でお願いいたします。
指導歯科医のアドバイスを受けながら、個々の能力に応じて、ステップごとに治療を進めてまいります。
また、院内歯科技工士や歯科衛生士などの意見交換の場もしっかりと設けてチームワークの大切さも会得して頂けるよう心がけております。
小室歯科には、指導医が7人在籍しております。指導はもちろんですが、困ったときにも全力でサポートします。
小室歯科には院内技工士が5人在籍しております。技工士側からの症例検討もあり、より実践的で緻密な連携を経験していただけます。
歯科医院は、歯科医、衛生士、技工士、受付などすべてのスタッフが協力して運営していくものです。50人体制の歯科医院の中で、より高度なチーム医療を学んでいただけます。
しっかりと向上心を持って学んでいただければ、研修終了後は、常勤歯科医師として小室歯科に就職していただくことも可能です。
大学病院とは異なり、臨床の最前線にある街の歯科医院では、インフォームド・コンセントはもちろん、より理解の深い、納得できる治療が求められます。皆様には、この点も学んでいただきたいと思います。
インプラント、審美歯科、矯正歯科などにおける充実した治療法・技術を学んでいただけます。小室歯科は、CT、マイクロスコープ、セレック、3Dスキャナー導入歯科医院です。
開業以来、補綴治療には特に力を入れて参りました。研修医の方々には、補綴に関する特別研修プログラムをご用意し、深く学習・理解していただいております。
小室歯科には、年齢、既往歴、ライフスタイルなど、さまざまな背景をお持ちの患者様が来られます。そのため、お口の中だけでなく、患者様の生活、人生を考えた提案力・治療を学ぶことができます。
皆様と変わらない若い歯科医から、30年以上の経験を持つ歯科医までが在籍しています。1つの症例に対しても、多角的な視点で治療を考えられるようになります。
見学に行った際に、圧倒的な患者数と大勢のスタッフの活気ある雰囲気を目にし、ここであれば様々な症例に触れ、いろんな職種の方々とのチーム医療を築くことが可能であると感じたから。
指導医の先生のアシストにつき、実際の診療を間近で見ながら、疑問に感じたことや気になった点については、合間に質問をし、理解を深めていくことで自然と身についていった。
大学の実習で患者さんに触れる機会は、ほとんどなかった為、技術的な不安があったが、指導医の先生が常にバックアップしてくださる態勢が整っているため、経験の浅い処置でも臆することなく挑戦できた。
多数、歯にわたってカリエスのある患者さんを任せていただいたときに、治療の必要性を丁寧に説明することで、継続して通院していただけたことにやりがいを感じ、また、1年目で処置時間を長くなってしまうにも関わらず、ついてきていただけたことにありがたみを感じた。
診療時間が押してしまったときに、衛生士や助手の方々が片付けを引き継いでくださったり、次に使えるチェアを探してくださったりするので、この職業は決して歯科医師だけで回るものではないのだと実感した。
九州から地元の関西の奈良や大阪で、かつ実家から通え、かつ開業医で研修できるところを探していた。また、指導医が多く、様々な手技を見学できるとというのも魅力の1つだった。
仕事を作業として覚え、行ったらいけないと思い、あまり覚えることには力を入れず、一方で常に次はどうするかを考えながらするようにしている。器具の場所だけはメモして覚えた。
学生から社会人になることと新しい環境になることがとても不安だった。
入職前に不安が解消したわけではないが、時間が経つにつれて慣れて、いつの間にかその不安はなくなっていた。
続けて診させてもらっている患者さんに名前を覚えてもらっていたことが、とてもうれしかった。
痛みをもった急患さんに処置して、次回までに症状がましになっているかとても不安だが、次回来院されて、症状をたずねる時に「ありがとう」と言われた時に医療者としての満足感がある。
なかなか処置をする機会がなく、折れそうな時も練習だけは時間ある限りはするようにしといて、それを評価していただけたのか、処置をまかされる機会が増え、今までよりも練習に熱が入っている。
開業医スタイルの小室歯科さんの元で、大学の研修施設よりはるかに実践力が付けられました。数多くの症例や患者さんに出会えたのもここでした。 本当に感謝してます。 1年間ありがとうございました。
今年一年は、とても充実した一年でした。
これも指導医の先生方、スタッフの皆様、患者様のおかげです。
本当にありがとうございました。
どれだけ充実していたかを表してみます。
私は、普段勉強ノート(80ページ)をつけているのですが、1年間で3冊まるまる埋まりました。
それくらい、デジタル技巧や診療への考え方、技術、知識、患者様への対応、組織論を教えていただきました。
指導医の先生からは、歯科以外でも、人間的な部分の成長も後押ししてくださいました。
本当に恵まれた環境で臨床研修をさせていただききました。
本当にありがとうございました。
関西で数少ない、1年を通して臨床研修が出来る点が大きいです。また、来院される患者数が大学病院よりもはるかに多く、幅広い症例を勉強できることも魅力でした。一般歯科診療だけでなく矯正歯科、訪問歯科、インプラント埋入などの外科治療も、近い距離で関わることが出来、とても充実していたように思います。
初めは先生方やスタッフさん方の動きについていけず圧倒されました。先生方には診療の合間などに治療の意図や今後の計画などを質問し、知識も深めていきました。衛生士さんには口腔内写真の撮影方法や口腔ケアの手技を教わりました。助手さん方には患者様への対応から、準備する器材や材料の種類、収納する場所などをその都度教えていただきながら身につけていきました。
私は学生時代の臨床実習にて新型コロナウイルスの影響を色濃く受け、患者様の口腔内に触れる機会がほとんどありませんでした。本当に経験値がゼロの状態からの研修スタートでとても不安でした。ですが先生方にもご理解いただき、余剰セメント除去や印象採得などを通じて診療における患者様との距離感から学び始めました。このように指導医の先生が行う治療を少しずつ経験させていただき、徐々に不安をなくすことができました。
担当の先生が不在だった日に、急遽来られた患者様の対応をさせていただきました。慣れないながらもその日の診療は無事に終わりました。すると次の日に、「昨日は若い先生が、どうもありがとう。」とわざわざ電話をくださいました。自分の知識や練習の積み重ねが、初めて患者様に還元できたと思えた瞬間でした。
診療時間が押してしまった焦りから、患者様への説明が不十分だったためにクレームを受けることがありました。私が深く反省していた際、先生が患者様に「指導している私の責任ですので」とフォローしていただきました。後に先生からのフィードバックもいただき、身が引き締まると同時にありがたく感じました。
私がこの小室歯科で卒後臨床研修を行ったのは8ケ月間という短い期間でした。今それを終えて感じることは、「この医院で研修を受ける機会に恵まれて本当に良かったと。」ということです。卒後臨床研修義務化一年目で不安でいっぱいであった私ですが、実際にこの小室歯科で働いてみて、研修医にとって非常に働きやすい環境であり、充実した研修期間を送ることができたと思っています。
具体的にあげるならば、まず一つ目は来院患者数の多さです。
この医院には毎日多くの患者様が来院され、一般治療・審美治療・インプラント治療など様々な治療がおこなわれていることです。二つ目に、指導医を決めていただいて、その指導医とのディスカッションを何度も繰り返しその時々の進行状況に合わせ、研修内容を変化できること。それに加えて、診療中に困ったことが起きたなら、直接の指導医以外にも幅広く指導を受ける体制ができていることです。これは日々の診療に悩むことの多い研修医にとっては非常にありがたいシステムだと思います。三つ目に、ドクター間同士のみならずスタッフ全体に団結力があり、活気ある雰囲気を作っていることです。
私はこの活気ある小室歯科で研修を終えることが出来たことに感謝しており、いつまでもこの医院が私だけでなく他の方々にとっても魅力的な歯科医院であるよう、今後もがんばっていきたいと思っております。関わってくださった皆さんに、この場をおかりして厚く御礼申し上げます。
私は、臨床研修医として8ヶ月間小室歯科阿倍野近鉄百貨店診療所に勤務させて頂き、研修しました。
学生時代は、国家試験の勉強にどうしても重点が置かれ、臨床研修を十分に行えなかったため、最初は患者さんとのコミュニケーションが十分に取れるかという、いわば臨床の初期段階の部分での不安が多くありました。“コミュニーケーション”とか、“ラポール”という言葉を国家試験の勉強では知っていても実践を全く経ていない自分がいました。
しかし、小室歯科での研修では、患者さんが多く、初診の患者さんの問診やアシストを通じて、日に日に不安を解消することができました。臨床研修指導医がマンツーマンで指導してくれ、日々十分なディスカッションが行えることが良かったと思います。
また、最後の4か月では、指導のもとで、初診患者の治療を最初から最後までやり遂げることができ、大きな自信になりました。その症例を通じて大学にてケースプレゼンテーションを行ったのですが、その準備も十分に指導いただけ、予行練習も日々の院内勉強会の中で行うことができたので、自信を持って臨めたと思います。
今後はこの経験を生かし、技術を磨き、より患者さんに信頼される歯科医師となれるよう、成長を重ねたいと思います。
© 医療法人白亜会 小室歯科・矯正歯科 近鉄あべのハルカス診療所