こんにちは。天王寺・あべのハルカスになる小室歯科、歯科衛生士のKです。
前回に挙げた妊娠期の歯科受診のタイミングがなんと1000回以上の閲覧数があり、驚いています。
今回は 子育てと歯科との関係性について記載しています。
もしよければ最後までご覧ください!
最近は、InstagramなどのSNSに可愛いお子様をアップされているのをよく目にします。
他人ながらもやはり赤ちゃんは見てても癒されるものです。
そんな画像をみていると一つ気になる点が
「手づかみ食べはお行儀が悪い」
「手づかみ食べはテーブルや服が汚れるから・・・」
Σ(・□・;)
確かに汚れますし、大人がやっていれば大問題ですが手づかみ食べは子供の成長においてとっても大事な過程です!!
では、手づかみ食べは何故大切なのか?
- 始めに目で食材を見ることで食べ物だと認識します。
- 次に自分の手で食材を触ることにより固さや大きさが分かります。
- 自分で口の中に入れることによって自分の口はどこにあるのか?一体どれだけ入るのか?が分かります。
- 食材の硬さや柔らかさを知り手加減を知ります。
- しっかり飲み込むことで自分の一口量を認識しています。
など、私たち大人が当たり前のようにしている行為は、赤ちゃんの時に手づかみ食べをして知っていったのです。
- また、顎の発育にとっても重要です。
- 噛むことで良い歯並びを獲得します。
現代っ子のアイドルは顎が小さかったり、お顔が極端に小さかったりしますね(遺伝もありますが…)
昔は、矯正治療なんてそれほど主流でなかったのは費用、技術の問題もありますが、そもそもコンビニ食や流動食でなく、しっかり野菜や穀物を噛んでいたから顎が正常に成長し、歯が入るスペースが出来るくらいの大きさになっていったのです。
昔と今では明らかに歯並びに違いがあります。
現代の子は、平均的に顎が小さく、親知らずが元から生えていない子や歯並びにがたつきがある方もよく見ますが、しっかり食べて噛むことで頑丈な顎になり、良い歯並びを獲得できます。
子供の時に色んな食材を食べ、かみ砕くことで顎は発達していきます。
手づかみ食べを行う事で
手→口→舌→歯の流れで温度を感じたり、硬さを感じます
舌で転がし、奥に流すことで食材を噛み、歯から歯根膜という脳に繋がる神経に伝わり、噛む回数や噛むことを覚えているのです。
また、噛むことは脳の発育や、消化器官の発達にも関係します。
自分のペースで食べることで、ご飯を食べるのがたのしい!などの五感の発達、たべることへの意欲にも関係します。
子供の成長は変化が大きく個人差があるので確実の何歳からとは言い切りにくいですが大体9か月~1歳半頃と言われています。
このように手づかみ食べはお子様にとって必要なプロセスです。
お掃除が大変であったり、食べ物で遊ばれたり大変な時期ですが大事なお子様のためにも是非出来る範囲で手づかみ食べを勧めてみましょう!
当院矯正ドクターの小室さつき先生があべのハルカスのイベントで妊婦の方向けにマタニティーイベントを行っています(^^)/
是非ご参加ください!