12月と言えば、通常でも、非常に慌ただしい月ですが、折からの新型コロナウイルス感染症の、検査陽性者の減少に伴い、移動制限が緩和されたことを受け、小室歯科矯正歯科近鉄あべのハルカス診療所でも、かねてから見学をさせて頂きたかった医院への見学をしたり、また、当院への見学にお越しの先生がおられたりと、非常に交流の多い月となりました。
当院へは、大阪市内にてご開業の田中秀直先生と、遠く広島から、医療法人湧泉会ひまわり歯科の岡本佳明先生が、ご見学いただきました。お二方とも、当院のデジタル歯科の取り組みと、技工士との連携について見学され、当院も、小室暁院長を始め、歯科衛生士、技工士など、それぞれでテーマを決めてアテンドさせていただき、見学はもとより、様々な情報交換をさせていただきました。当院のデジタル歯科の取り組みは、本年だけで、他にも数組の先生や、技工士さんが見学にお越しいただき、それぞれ、有意義な意見交換もでき、当院のデジタル歯科の取り組みについて、さらに発展させるヒントもいただくことができました。
逆に、当院からは、小室暁院長が、セミナー受講を兼ねて、西宮の伊藤歯科クリニックの見学をさせていただいたのに加え、見学くださった、ひまわり歯科様に、我々が訪問診療チームの、ドクター、衛生士、歯科助手など総勢5名で押し掛け、様々な見学をさせていただきました。
特にひまわり歯科様は、当院が現在課題として取り組んでいる、地域連携のブラッシュアップと、歯科医師臨床研修を始めとする組織力のアップについて、様々なことを学ばせていただける、モデル医院として非常に楽しみにしておりました。また、院長と、訪問歯科チームの全員で見学させていただいたことで、いろいろな角度から学びを得ることができ、来年からの我々の地域連携の取り組みに、大いなる学びとなりました。当院では、管理栄養士さんが本年スタッフに加わっていただいたのですが、その活躍しているイメージ作りに、非常に役に立ちました。多くのスタッフで医院見学に訪問させていただく経験は、あまり多くなく、改めて似たような志を持つ医院のスタッフ同士が交流を持つことの重要性を認識いたしました。このような経験を、来年度以降も引き続き継続していきたいと思っています。また、前日には、同じようにひまわり歯科を見学しにお越しになった先生や、仲間の先生たちとも、広島の夜を楽しみつつ、様々な情報交換をすることができ、大変有意義な出張となりました。
本年も、新型コロナウイルス対策に、振り回され終わりそうです。その間、当院でもネットによるコミニュケーションを模索し活用して、大きな成果を上げてきました。しかし、12月に入り、実際にリアルに仲間と出会うことが出てまいりました。やはり実際に人に会い、交流することは、ウェブでは到底得られない価値があります。この2年で磨いてきたネットによる利便性を磨きながら、来年はできる範囲で、大事な人には対面で会うことを重視していきたいと思っています。
2021.12.24