本日、当院の近隣の障害者施設様にて、小室渡先生が、スタッフ向けの講演会をいたしました。内容は、障害者施設における、日々の口腔ケアのポイントについての話でした。現在、高齢者施設様では、口腔ケア後の、全身の病気への関わりが徐々にではありますが認知されてきており、当院でも、ここ数年で何回となくいろいろな施設様にお伺いして講演会を行って参りました。ときには、スタッフ様向け、ときには入居者様向けに座学と、実際のワークを含めて行いましたが、少しずつではありますが、認知の高まりを感じています。

しかし、障害者施設様においては、まだまだ、口腔ケアについての啓蒙については、不十分な部分もあるのではないかと思い、地域連携事務の増澤が、知り合いの施設様とお話ししている中でこの講演会が実現いたしました。障害者施設様に講演を行うのは初めてであり、まだまだこちらも手探りの部分がありましたが、小室渡先生は、日々、高齢者施設訪問しての口腔ケアや治療、また居宅への伺っての治療などを行い、経験を積んでおりましたので、その経験をもとに、1からスライドを組み直し、1時間強にわたってたって熱く語られました。幸いにして反応も良く、その後多くの質問もあったようで、今後の我々の地域連携の活動にとっても大きな自信となる第一歩となりました。

この施設様ではありませんが、現在、障害者施設様での口腔チェックは、実際に伺って実施おります。高齢者施設様とでの口腔ケアとは若干違いますが、基本は施設様やスタッフ様との関係性を密にして、もちろん患者様も含めきちんとコミニケーションを取った上で進めていくところには変わりはないと思っています。治療となりますと、まだまだ専門病院に紹介する、と言うスタンスになっておりますが、我々のできることからコツコツと進めております。

当院は数年前から地域連携についても地域社会に貢献すべく、様々な活動を行って参りました。施設や居宅へ伺っての口腔ケアや治療はもちろん、このような講演活動や、少し方向性は違いますが、あべのハルカス内でのマタニティー及び未就学児、小学生向けの講演会や、近鉄文化サロンにての高齢者向けの講演会など、様々な活動を広げていっています。

地域への貢献のフィールドを、院内のみならず広く以外にも求め、今後とも”人に喜ばれることに喜びを”、の理念を、より大きく体現できるように努力していきたいと思っています。

写真は、講演の様子です。