皆様、こんにちは。理事長の小室暁です。
まだまだ寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、当院は本年度で創立80周年を迎えることを、都度発信して参りました。
私は、3代目として、この歯科医院の理事長を務めさせていただいておりますが、歴代の先生方や、スタッフや、それこそ地域の患者様はじめ、皆様のおかげで、80周年に到達できたと思っております。深く感謝申し上げます。
また、この地域に根ざした、歯科医療と言う地域貢献を90年、100年と継続していけるように今後とも日々努力を続けていきたいと思います。
さて、今後とも持続可能な世界に向けて、SDGs(持続可能な開発目標)と言うキーワードが、近年重要視されており、当院でもそれを念頭に置いた取り組みをしていることをブログでもお伝えいたしました。
SDGsとは
「Sustainable Development Goals」の略で「持続可能な開発目標」と呼ばれており、わかりやすく言うと、「持続可能な世界を実現するために世界が達成するべき目標が示されたもの」になります。
持続可能でより良い社会を目指すため、17の目標が定められており、2015年の国連サミットで採択されました。つまり、国として、の目標ということです。
ESGとは
それと密接に関わることではありますが、”企業として”、持続可能な社会に向けて、どのような取り組みをするかと言う意味で、ESGと言う用語があることを皆様ご存知でしょうか?
先日、我々が入居させていただいている、あべのハルカス近鉄本店のテナント向けに、ESGについての説明会がウェブにてございました。
これを機に、我々歯科医院が、ESGの取り組みについてどのようなことができるのか、振り返る機会としましたのでご紹介いたします。
ESGは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(統治)」の頭文字を取った言葉で、企業の持続的成長において重要な要素として注目されています。
このように説明いたしますと、1歯科医院にできる事は限られているようにも思いますが、深く考えて参りますと、一つ一つ小さなことから、意外とたくさんの取り組みができること、既に行っている事が分かりました。
ESGの具体的な取り組みとしては、以下を挙げることができます。
Environment(環境)
二酸化炭素の排出削減や再生可能エネルギーの利用などの使用が考えられます。
当院では、現在、イントラオーラルスキャナなど、デジタル技術を用いて、できるだけ歯型を撮るときの印象材や、模型を作るときの石膏排出しないような試みを行っており、毎日の診療の中で、ほぼそれらがなくなりつつあります。医療廃棄物を大幅に削減する取り組みは、スタッフにもより安心して勤務いただける環境作りの一環とも言えます。
また、現在、カルテや、紙媒体など、あらゆるもののペーパーレス化を進めており、診療の効率化はもちろん、環境面でも有意義なものとなるように努力しております。
Social(社会)
ワークライフバランスの実現やダイバーシティの促進など、が考えられます。
当院では、”働きやすい職場、働きがいのある職場、キャリア支援” と言う従業員向けへのミッションを掲げており、毎年毎年、労務環境を整えて行っております。特に、出産育児休暇の取得や、その後の復帰の支援等には、今後とも力を入れていきたいと思っており、1月からは、育児休暇、復帰後の衛生士さんにも、活躍していただいております。働き方も、時短正社員、その他、様々な働き方に対応できるように、法人内で議論を重ね実行していっています。
Governance(統治)
適切な情報開示やコンプライアンス(法令遵守)の徹底など。
非常に難しい課題だと思いますが、ヒヤリハット報告の充実や、ハラスメント窓口の設置など、様々な取り組みを進めています。
以上のような、持続可能な組織へ向けての取り組みと、医院、運営のバランスを適切にとりながら、今後とも、スタッフや、地域に愛される法人づくりを磨いていきたいと思っています。
道のりは簡単ではありません。また、すぐに結果が出るものではなく、利益に結びつくとも限りません。しかし、長期的に”地域に根付く” には重要なことと考え、皆で力合わせて、少しずつでも前へ進んでいきたいと思っていますので、ご指導お願い申し上げたいと思っています。
本日は少し固い話となりましたが、明るく、前向きに取り組んでいきます!
最後までお読みいただきありがとうございました!