こんにちは、理事長の小室暁です。本年は、例年以上に暑い日が続き、行動規制は無いものの、まだまだ新型コロナウィルスの陽性者数が高止まりしている現状ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて、8月と言うと、夏休み、高校野球、終戦記念日、お盆、などなど、いろいろと想い浮かべられると思います。
しかし、当院にとって、8月は、あべのハルカスへの、移転記念日の月です。
当院は、開業して本年が80周年であると、ブログでもご紹介しておりますが、その間、百貨店内で、何回かの移転を繰り返した後、2013年8月5日、現在のあべのハルカス近鉄本店の8階に移転して参りました。
この移転は、現在のあべのハルカス建築事業の一環としての移転でしたので、準備期間も非常に長く、かつ、当院としましても、新しいコンセプトを取り入れるため、様々な議論を行い、完成させたことを覚えています。実際は、あべのハルカスのタワー館の開店より、半年ほど早く入店いたしましたので、まだまだ、周りは全て工事中で、どのようにして、患者様に存在を認知していただき、当院までお越しいただけるか、皆で工夫を凝らして努力したことが昨日のように思い出されます。
その時の思いが、”大阪阿倍野に根づく、巨大商業ビルに根付く”、と言う記事に記載されておりましたので、改めて読み返してみました。
新しいあべのハルカスと言う、1つの街とも言えるビルができるため、あべのハルカスと言う街に根付き、また改めて長きにわたって診療させていただいている阿倍野と言う街に根付くと言う決意が描かれていました。そのために、セラミック治療、歯列矯正など、健康な方がさらに健康になるような治療を伸ばし、デンタルエステを取り入れることも書かれていました。
移転してから、デジタル技術を利用した、セラミック治療や、矯正治療は、世間の患者さんのニーズの拡大もあって、初期の思いをはるかに超え、当院に根付いております。特に、矯正などは、立ち上げ初期のドクター中心で行っていた治療から脱皮し、衛生士さんや、歯科助手さんも理解と技術を高めてくださり、今や十分にチーム医療と言えるものに育ちました。デンタルエステも、初期はホワイトニングのみのメニューでしたが、昨年からは、マッサージなども含めた、非常に専門性の高いメニューを衛生士さんが中心に開発してくださいました。
また地域に根付くため、始めた情報発信も、先日のブログでご紹介したように、様々な媒体で発信できるようになり、ここ数年は、オンライン診療などで、患者さんと双方向に情報のやりとりもできるようになりました。
また、大きな進歩としては、5年ほど前から、地域連携事業にも積極的に取り組み、障害者施設も含め、近隣の居宅や施設に、訪問歯科診療を行うようにできるようになったほか、Ksルームも、まだ開設して1年弱ですが、地域の介護関係の方々に、広く利用していただけるようなものになりつつあります。
来年は、当院があべのハルカスに移転して10年の節目を迎えますが、初期の志を忘れず、地域や患者さん、そしてスタッフに喜んでいただけるような診療所づくりを進めていきたいと思います。
写真は、いつもお世話になっている業者様が記念に下さった、特製グリコです。こんな素敵なサービスがあるのですね。お気遣いが嬉しいです!