皆様。あけましておめでとうございます。理事長の小室暁です。
例年、年末、年始のブログは、私のブログをアップすることが多かったのですが、本年は、年末年始とも、昨年度非常にネットによる配信に力を入れてくれた、衛生士さんに先をこされてしまいました。。笑。
しかし、SNSや、ブログや、ホームページによる情報発信は、当院はかねてから非常に重視しており、まもなく2年が経とうとする、この新型コロナウィルスの蔓延状況の中、昨年はさらに強化しておりました。まだまだ医院全体で、とはいきませんが、昨年は、ブログやSNSによる発信、また、予防やデンタルエステのホームページを作成してくださるなど、スタッフの自発的な発信が増えたことの表れと感じておりまして、逆に非常に嬉しく感じています。本年も、正しい情報を、このブログを始め様々なネット媒体で発信して参りますので、よろしくお願い申し上げます。
ところで、昨年は、何とか新型コロナウィルスの蔓延が収まるかと言う希望を裏切るかのように、新年早々大幅に検査陽性者数が増加するといった事態から始まりました。半面、一昨年の経験から、新型コロナウィルスに対する対応に関しては、当院も、社会全体もある程度一定の形ができつつあったようにも思え、我々なりに、できる事は何かを真剣に考え行動して参りました。
その結果、ネットカウンセリング、TC部門、地域連携部門、デンタルエステ部門など、スタッフ主導による試みを、進めて参りました。そしてそれを支えるための、教育の時間を大幅に増やし、診療所自体の地力は大幅にアップしたのではないかと自負しております。
また、ハード面でも、阿倍野天王寺地域連携室の開設、新しいCADソフトの導入、デジタル技工室の改装など、地道な試みも進めて参りました。
個人的にも、日本口腔インプラント学会での、優秀発表や、シンポジストとしての発表、また日本臨床歯科cadcam学会学術大会での実行委員長などを通して、様々なその道のスペシャリストの先生方との交流を深め、私自身も経験を深めることができ、今後その経験を確実に医院にフィードバックできると確信しています。
4月からは、歯科医師、臨床研修医、歯科衛生士、管理栄養士など、バランスよく多くの仲間を迎えることができる予定で、ますます本年芽吹いた試みを、進化、発展させることができそうで、今から楽しみにしております。
本年も、我々が重要視している、デジタル、地域連携、先端医療、教育、といったキーワードを、人に喜ばれることに喜びを、と言う経営理念で束ね地道に歩んでまいりたいと思います。実は、本年は、昭和17年、当院がこの地、近鉄阿倍野百貨店で、祖父、小室史郎が設立してちょうど80周年となる節目の年です。昭和17年と申しますと、太平洋戦争が始まった次の年です。このような脈々と続く歴史を誇りとしつつ、大事なものは大事に守りつつ、時代に即応して新しいものにチャレンジしてまいりたいと思います。昨年私が、100周年の小室歯科の姿を話をしていたところ、ある若手の先生が、この診療所が、さらに200年、300年と続くビジョンを作るべきだと言ってくれました。当院には、本当に素晴らしいスタッフがいてくれると感動したとともに、医療の大きな変革期にある今、しっかりと形を作ってまいりたいと思います。