今週は、歯科医院に必要不可欠なチームビルディングを学びに、成田のホテルにて一泊二日での研修を行った後、仲間と青森に移動しました。
その青森では、仲間の経営する製麺工場の見学をしました。なぜ、歯医者とは関係無い工場を見学するのか、読者の方は思われるでしょうが、異業種の経営、マネージメントを見学し、歯科と共通する点、違う点を考え、意見交換することは、とても為になり、当院にも落とし込めることは多くありました。
仲間と別れたあと、引き続き青森の弘前にある歯科医院に見学に行きました。その医院では、デジタルを使用して、最終の歯を作る計画をシュミレーションし、そのためのインプラントの埋入計画を立て、その通りにインプラントを埋入するサージカルガイドを作成し、理想的な結果を得ようとされています。本日は、大きな欠損に対する治療を拝見しました。
サージカルガイドも、デジタルを使用した計画立案も、当院でも、行っていることですが、この医院では、顎の動きまで、デジタルで情報採得し、最終補綴物の設計に取り入れられていました。最近では、CTによって、立体的に顎の“動き”が測定できるようになってきているからです。しかも、その顎の動きを取るちょっとした器具について、本国と交渉して修正されているとのことです。この飽くなき探究心に圧倒されてしまいました。今回拝見したシステムは、KAVOという当院では使っていないシステムですが、このように、顎の動きから、被せ物を作る計画までデジタルにて行われる時代が直ぐそこに来ている実感を感じました。当院のセレックシステムでも、同様の顎運動記録システムはありますので、今後、そのシステムの進展もしっかりとチェックしていこうと思います。
2017.07.29