本日、7月8日、私が学校歯科医をさせていただいている大阪市立天王寺中学校にて、中二の生徒さんに向けて、職業講話をさせていただきました。
職業講話とは、消防士や、美容師、社労士、スポーツメーカー、アナウンサー、スチュワーデスなど、様々な職業の方が一堂に会し、学生が将来職業を選択するにあたって、参考にしていただけるような話をするというものです。
今年で2回目の試みですが、今年も多くの社会の第一線で働いている方がお越しになりました。
私は、約25名の生徒に対して、歯科医師や、歯科衛生士、歯科助手、技工士などの職業について、その内容、やりがいなどについて話しました。十数名ずつ、30分ほどお話をして、そのあと、質問を受けるという形式です。それぞれの生徒さんたちが、熱心に質問してくださり、それにこたえているうちに、ついつい時間オーバーになってしまいそうでした。歯科のやりがいは、患者さんと継続的に触れうことで、関係が密になり、直接”ありがとう”の言葉をもらえること、また、チームで仕事をすることによって、多くの気づきが得られることなどを話しました。もちろん、最新デジタルの歯科治療の現状や、決して、治療だけでなく、予防、デンタルエステ、歯科人間ドックなど、”健康な人がさらに健康になる”といった目的で来院することも多いことも伝え、興味深く聞いていただけたと思っています。
私が中学の時は、このような機会は皆無であった気がします。中学校の早い時期から、様々な職業観に触れられる最近の学生は羨ましいとも思います。今後とも、歯科について、しっかりと伝えれるような存在でありたいと強く思いました。また、この中から、歯科に興味を持ち、その道に進んでくれる人がいれば嬉しいなと、勝手に想像を膨らませてしまいました。
また、このような、多彩な講師を招聘された、担当の先生のご苦労には頭が下がります。講話の前後にも、他業種の方ともお話しする機会があり、これも非常に私にとっては意義ある時間となりました。例えば、スポーツメーカーの方とは、スポーツマウスピースの作成について、意見交換もできました。
来年以降も、機会があれば、全力で伝えていきたいと思います。
2017.07.08