本日は、私が学校歯科医をさせていただいている、大阪市立天王寺中学校にお邪魔して、一年生に向けて、”歯と口の健康教室”を行いました。
これは、毎年一年生向けに、ハミガキの仕方、なぜ、歯を大切にしなければならないかなどを、講和するものです。最近の中学生は、当たり前のようにハミガキをしてくれていますし、虫歯も、私が天中生を拝見し始めた16年ほど前より確実に少ないと感じています。
しかし、中学生は、歯科医院に通わなくていい、また、まったく病気がないというのではなくて、まったく症状が出ない、初期の虫歯や歯肉炎の段階である、CoやGoといったものが多くみられ、それらは、確実な予防医療、メンテナンスをすることで、重症化を防ぐことができることをお話ししました。
予防医療は、毎日のメンテナンス、歯科医院への通院によって成り立つ、地味な作業ですし、また、私がこうしてお話しすることも、非常に地味な作業だと思いますが、この小さな一歩一歩が、地域の歯科医療の役に立っていることを信じて、今後も継続していきたいと思っています。
また、こうして、十年以上も、講和を受け持たせていただけるのも、中学校の校長先生、保健の先生はじめ、多くの方のご尽力、ご理解あってのことだと思います。
”継続は力なり”、感謝の気持ちをもって、歩んでいきたいと改めて考えさせられる1日となりました。
2016.02.18