当院では、インプラントの埋入手術を行うときに、サージカルガイドという、補助器具を使って行うことがあります。
CTを撮影して分析したデータをもとに、埋入ポジションをシュミレーションして、そのデジタルデータをもとにサージカルガイドを作成します。
理論上、これを使用すると、シュミレーション通りに埋入できることになりますが、やはり、デジタルデータの精度、ガイドを作成する装置の精度などにより、僅かではありますが、誤差が出ます。
IDSでは、このガイドの精度をより高め、煩雑さを軽減したサージカルガイド作成システムのバージョンアップも確認できました。
これにより、ますます安全性を高めて、手術を行えることが期待できます。
もちろん、どれだけ進歩しても、機械は機械、最後は我々の経験からくる感覚も大事にしていかなくてはならないと、考えています。
2015.03.19