小室歯科・矯正歯科近鉄あべのハルカスタワー館診療所、矯正担当の小室さつきです。

11月も後半となり急に冷え込んできましたね。
いよいよ冬が始まるなあと感じるこのごろです。
クリスマスのイルミネーションもそろそろ楽しみな時期ですね。

少し前の話ですが11/2(木),3(金)と新潟 朱鷺メッセで開催された第82回日本矯正歯科学会に参加して来ました。
ようやくコロナも収まり日本全国の矯正歯科医が集まり熱心に勉強しているのが印象に残りました。

今回の学会は、小室歯科で一緒に矯正診療を担当していただいている中津川先生の臨床指導医の症例展示があり、素晴らしい治療を見せていただきました。
中津川先生は大阪大学歯学部矯正学教室の優秀な後輩で、今年臨床指導医の申請のため10症例を準備されて提出されました。
矯正治療は長期間にわたり、10症例を詳細に考察した資料を準備して提出するのはそれだけでも大変な労力を要することですので素晴らしい、見習いたいと思います。
日本矯正歯科学会の臨床指導医にチャレンジされ合格した先生方の症例展示はいつもとても良い勉強になります。
患者さんの資料を丁寧に分析かつ診断し、まっとうな方法で治療しその後保定までちゃんと見届け考察するという大切さを（当たり前ですが）改めて強く感じます。

スタッフ＆ドクターセミナーでは当院の衛生士のOさん、Mさんもはるばる大阪から同行参加していただき一緒に勉強してくれました。忙しい中いつもありがとう。
石野 由美子先生の講演『矯正歯科におけるMFTのあるべき姿を再考しよう』はとてもわかりやすく、子供たちには正しい呼吸機能や口腔筋機能の発達のために、大人の患者さんには良い機能と美しいスマイルを長期的に維持していただくためにMFTの大切さをもっとわかりやすく矯正診療時に提案しスタッフと共にお伝えしていきたいなと思いました。

特別講演 牧野 惇先生は歯科業界ではなく朝ドラ【ブギウギ】のオープニングアニメーション映像やYOASOBIのミュージック映像などを作った方で、映像ディレクターのお仕事の話はとても新鮮で面白く興味深い内容でした。中でもデジタル表現を便利なツールとして駆使していくことでアナログ表現により深みや面白みが増してさらにクオリティの高い作品になるというお話があり、矯正歯科にも通じるなあと感じました。
そのために私たちは
最新のデジタル技術を使いこなす勉強と、目の前の患者さんにとって最適で良好な咬合とは何だろうと深く考えて治療にあたる事が必要でそのためにますます自己研鑽をしていく必要性を感じました。

講演の合間を縫って商社展示を見たり、小室歯科の矯正チームのみんなで集まって学会参加記念写真をとったり、谷川先生とは飛行機も一緒になりいろいろお話もしてとても楽しかったです。

1日目の夜には山城教授を囲んで阪大矯正科医局OBの先生方との懇親会があり懐かしい先生方と楽しい時間を過ごしました。

余談ですが実は新潟には私の実家があり、この矯正学会ついでに普段遠くてなかなか会えない母に会えてそれも良かったです。