2020.07.07
当院の、臨床研修の現状について
年始から、新型コロナウィルスの対策など、通常とは違う日々を過ごし、まだまだ試行錯誤しているうちに、早くも半年が経とうとしています。
通常であれば、4月に臨床研修医を迎え、研修医の特別研修を行い、8月ごろから口腔外科実習や、地域連携についての実習が始まる頃となります。また、来年度の臨床研修医の見学も続々とお越しになり、そろそろ、先生方も将来の進路を見極め面接へ移行する時期に差し掛かっています。
しかし本年度は、3月ごろから、リアルな対面型による教育や、面談が行いにくい状況に陥ってしまいました。そのような状況でしたので、ネット等を最大限利用して、研修や面談を行う方法を模索してきました。現場の結果としては、ほぼ例年と遜色ない達成度を確認することができ、医院としてもほっと一息ついております。
実際には、臨床研修医の勉強会に関しては、通常の全員集まっての研修がシフトの関係上難しかったので、各人を院内SNSでつなぎ、資料を共有して、勉強会を行いました。このような取り組みにより、座学による研修は例年よりもむしろ進捗度合いが早い位にまで進んでおります。また、研修医の教育用デジタルコンテンツを、院内SNSにアップすることで、個別の研修も行えることができ、来年度以降のさらなる研修の充実のための布石を作ることができました。
また、来年度の研修医の募集に関しても、このような来院しにくい中、見学にくださる先生が、6月以降は増え始め、また遠方の先生方には、希望者にはズームによるネットでの説明会を行うなど、新しい医院説明会の形も、模索することができております。現状、面接まで進んでいる先生方も数名おりますが、まだまだ見学を受け付けておりますので、ご希望の方は是非ご連絡いただければ幸いです。
このように全体の研修としては、ほぼほぼ予定通り進んでいると言えるのですが、やはり1つ気がかりなのは、いまだに新人歓迎会や、ちょっとした食事会をできていないと言うことです。今年の研修医の先生方も、新人の衛生士の方も、非常に明るい性格の方が多いので、早く勉強以外のコミニュケーションも行うことによって、親睦を深めていければと思っております。
7月には、本当に久しぶりに小室暁院長が北海道に出張し、臨床研修や、人材育成についても色々と研修する予定でいます。何かと先の見通しが立てにくい世の中ですが、当院は、今後とも人材育成に力を入れ、医院の発展を目指していきたいと思っております。
最後に困難な中、研修を続けている研修医始め新人スタッフの頑張り、また、それを支える指導医、スタッフの心遣いに深謝いたします。
写真は、研修医による、イントラオーラルスキャンの実習の様子です。新しいことに興味を持って取り組んでくれているので、嬉しいです。