本日、当院が協力型施設として参加させていただいている、大阪大学歯学部の来年度の臨床研修医の採用説明会が行われました。折からのコロナウィルス感染症の影響で、今回は大阪大学・協力型施設と、学生さんたちをZOOMというオンラインミーティングシステムでつないでのオンライン説明会となりました。大阪大学としてもはじめての試みでしたので、関係者の先生方の気苦労は大きいものがあったかと思われますが、無事に終了され、まずは非常に感謝を申し上げます。
大阪大学での、研修要項の説明の後、希望する協力型施設については、2 、3分の医院のプレゼンが行われましたが、当院も、研修プログラムの魅力と特徴を小室暁理事長がお伝えすることができました。本来でしたら、顔を突き合わせて、自由に色々と質問をお伺いし、お答えすることができるのですが、このようなオンライン開催でもなければ、全く医院の存在をお伝えすることもできなかっただけに、良い機会をいただけたと前向きに考えています。
ところで、この1 、2か月の間に、歯科医師臨床研修の世界でも、WEBの活用が急速に進んでいると感じます。
当院でも4月から1名の研修医の先生が研修をしてくださっていますが、研修開始の頃から、すでにコロナの流行が加速度的に増えている時期で、研修開始してすぐに、大阪でも非常事態宣言が発令されてしまいました。そのような十分に研修ができない中、2人の研修医の先生は、臨床研修指導医について日々の研修を行い、模型など実習も行い、成長してくださっています。本年度においては、全員が顔を合わす機会がなくなったため、診療時間中に指導医と研修医をネットでつなぎ、例年より早いスピードで座学での研修を進めております。また、研修資料としてオンラインで視聴できる教材を増やし、すきま時間に動画で学習していただきつつ知識を深めていただくことも本格的に始めることができました。このようにオンライン上で学習を深める手法は、以前より進めていた試みですが、この1、2ヶ月で一気に進めることができ、ある意味、ピンチの中でも、研修システム自体を一歩前進させたと自負しています。
本年度は、当院の単独型プログラムにおいても、ウェブでの就職相談会なども行おうと思っておりますので、日程決まり次第お伝えしようと思っております。当院は、日本でも早くから、診療技術においても、その他のマネージメントにおいてもデジタル技術を積極的に取り入れてきた医院であると自負しています。今後もその知識を生かして、臨床研修や、その他のスタッフ教育においても活用していけるよう努力をしていきたいと思っています。
もちろん、臨床研修医先の選定は、研修医の先生にとっても一生の中でも非常に大事な分岐点となることですから、本来でしたら見学の上お話をさせていただくのがベストだと思っている気持ちには変わりがありません。先週も1名の学生さんが見学に来てくださいました。その先生は、このような時期に見学に行って迷惑にならないだろうか、と心配しておられましたが、全く遠慮していただく必要はありませんので、どうぞakomuro@komuro-dental.sakura.ne.jpまでメールいただくか、06-6623-2401までお電話いただければ幸いです。
2020.05.16