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2018.11.03

トリオスとセラミルの連携についての勉強会

セレック通信

本日、東京にて、日本臨床歯科CADCAM学会主催の研修会が開かれました。今回は、トリオスと、セラミルの連携についての話題でした。小室歯科近鉄あべのハルカス診療所から、小室暁理事長が、出席いたしました。

当院で使用しているイントラオーラルスキャナは、セレックオムニカムですが、近年では、セレック以外にも、多くのイントラオーラルスキャナが、日本でも認可されてきています。その中で、最近日本でも多く使われ始めているのが、3shape 社のトリオスです。本日は、まず、まずトリオスについての勉強をいたしました。このシステムは、お口をスキャンした後、付属のいろいろなソフトを駆使することで、単純な被せ物や、詰め物のみならず、インプラント用、矯正用のソフトなど、様々な可能性を秘めたシステムであることがわかりました。ソフトの中には、画像データを蓄積して、時系列的に変化を見て、そのデータを重ねることにより、変化を数値計測することができるものもありました、このようなソフトは、歯科人間ドックに力を入れている、当院での取り組みに合致したもので、非常に面白い話だと思いました。また、イントラオーラルスキャナは、セレックであっても、これらのソフトと連携する可能性も、感じることができ、これまでは、単に被せ物や詰め物の作製に主に使用していた、イントラオーラルスキャナーの更なる可能性を提示していただける、非常に面白いプレゼンテーションとなっていました。

また、後半は、セラミルについてのプレゼンテーションもありました。当院で、この秋に導入したセラミルですが、この1ヵ月で早くも、非常に多くのジルコニア製の被せ物や、その他のセラミックの被せ物や詰め物の作製に大活躍しています。今回は、そのセラミルのソフトの詳細と、これから始まる、3Dプリンターとの連携についても、詳しく話して頂きました。

全体を通して、これまで以上に、イントラオーラルスキャナ、モデルスキャナ、補綴物制作ソフト、ミリングマシン、3Dプリンター、などの連携に、業者間での垣根がどんどんなくなってきているような感を強くいたしました 。
また、イントラオーラルスキャナの、口の中のデータ蓄積としての意味合い、また、顔面の写真を撮って、それをお口の中のスキャンデータと、重ね合わせることで、患者さんのコンサルテーションに役立つ、より発展性のあるソフトの開発など、これまで以上に、デジタル技術の活用法について、広がりを持ったアイデアをいただくことができ、またそれが実現化していることに、大きく刺激を受けました。
研修後には、仲間の先生方と情報交換をし、本日受けた研修についての、さらに深い理解と、アイデアを得ることができました。やはり道具は、物だけではなく、チームで使いこなしてこそのものであると痛感します。またアイディアを出し合い、使用範囲の可能性を広げていくことで、デジタル技術は、より患者さんのためになっていくと思います。

今年もあと2ヶ月となりましたが、来年以降の当院のデジタルデンティストリーの発展について、大きなアイディアと、種まきをすることができた貴重な1日となりました。

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