小室歯科近鉄あべのハルカス診療所では、この9月より、かねてからブログでご紹介していますように、最新のセラミック加工機セラミルを導入し、セラミルと、これまでの主力のCADCAMである、セレックとの連携を模索して、新しい臨床体系を構築しつつあります。
そんな中、当院のCADCAM治療の師匠とも言うべき、姫路の北道先生の歯科医院に、当院の奥野技工士が、1週間の期間限定で、研修に出ております。
北道歯科では、当院と同じように、セレックとセラミルを連携させて、治療を行っているだけでなく、トリオスなど、シロナのx5ミリング、最新の3Dプリンターなど、その他のCAD CAM機器を駆使して、日本最先端の家で家も設備を整えた歯科医院といえます。それだけでなく、高度に審美性が要求される症例では、外部の専門技工士との高度な連携も達成しておられます。
CADCAM機器は、ただ揃えているだけではなく、技工士による細かい仕上げや、どのように機器を組み合わせて、どのような場面に使うかなど、イマジネーションも大事な要因となっています。また、症例ごとの材料選択も大きな成功のカギとなっています。これらは、講演で聞いたり、本で読んだりしただけではわからない、現場で学ぶしかないことだと考えています。奥野技工士には、CADCAM技工を成功させるための、ちょっとした工夫や、イマジネーションを、現場から学び磨いてきていただきたいと思っています。
また、歯科技工は物づくりですので、良いものを見ることで、感性も磨かれます。当院のセラミック技工が、より高度に、より美しく進化するために、多くのものを吸収してきてほしいと思います。奥野の技工士は、当院に常駐する5名の技工士の中で、最年少の技工士です。しかし、若さ故に、最新のコンピューター技工の扱いには、興味とやる気を持っており、多くのものを吸収してくれるものと期待しています。今から、どのように成長して帰ってくるか楽しみにしています。
毎日、その日起こったことを、メール等で報告してくれますが、勉強だけでなく、夜は、食事に連れて行ってもらったりと可愛がっていただいているようで、恐縮しております。このような貴重な機会をいただいている、北道先生を始め、スタッフの皆様に、この場を借りて御礼を申し上げます。
2018.11.15