12月5、6日、東京の秋葉原で、日本歯科臨床CADCAM学会の学術大会が行われました。
もともとJSCADという研究会だったこの学会は、近年のセレックの大きな進歩と歩調を合わせるように大きくなり、昨年より、学会となっています。
そして、本年は、セレックの最新ソフトウェアの紹介だけでなく、本年より本格的に市場に出始めたセレック以外のイントラオーラルスキャナーも各社より紹介されたり、インプラントへの応用についても、各社展示があるなど、非常に興味深いものになりました。
また、セレックの20年症例についての考察や、セラミック材料の接着についてのまとめなど、教育講演も充実し、非常に実りあるものとなりました。
マテリアルでは、ジルコニアについての報告が目を引きました。これまで、ジルコニアは強度が非常に強い反面、チョークのような白色で、必ずしも審美的なものではなかったです。しかし、今回紹介されたジルコニアは、非常に自然感のある色をしていて、審美性をある程度要求される場所でも、十分に耐えうるものとなってきています。
このように、スキャナー、マテリアルともに、今年も大きく進歩したデジタルデンティストリー、来年も遅れることなく、いいものを患者さんに提供できるよう、頑張りたいと思います
2015.12.07