装着感と快適性の両面を追求した高機能BPS義歯
BPSはリヒテンシュタインに本社を置くイボクラールビバデント社が高品質な入れ歯製作のために独自開発した生体機能的補綴システムです。
入れ歯は、分析、型取り、噛み合わせ、人工の歯の歯並びチェック、装着、調整など、多くの過程を経て作られ、また、そのそれぞれの過程が、確実に行われている必要があります。これまでは、それぞれの過程が、“匠の技”のような歯医者さんそれぞれの手作業に負うところが多く、デジタルデンティストリーが進歩した今でさえ、なかなかシステム化、規格化が難しい分野のひとつです。
しかし、このBPSシステムは、多くの過程を独自の道具、材料によりシステム化し、その完成度の高さから、ヨーロッパ諸国のみならず、米国の歯科大学・歯学部49校中23校が教育カリキュラムに取り入れられています。
つまり、患者さん一人ひとりの義歯製作に関して、一連の作業をBPSの定めた臨床技術に則して実践し、専用の高品質な材料や特殊な機器を使って義歯を完成させることで、従来型の義歯よりはるかに精密で、美しい義歯を製作することが可能です。また、品質も安定したものができることが期待できる、言うなれば“フルオーダーの義歯製作”システムです。
小室歯科近鉄あべのハルカス診療所では、イボクラールビバデント社認定のBPSデンティストと、BPS認定技工士が在籍し、患者さんにBPS義歯を提供します。
違和感のない入れ歯
入れ歯を入れると、舌が動かせる範囲が少なくなるので、どうしても話がしにくくなります。また、大きな入れ歯をして粘膜を覆うと、食べ物の味がわかりにくくなることがあります。そしてなにより、大きい入れ歯の不快感は、大変なものです。
入れ歯のこのような問題を解決するために、当院では、様々な工夫を施した入れ歯をご用意しております。入れ歯の材質、形を工夫することで、ずいぶん入れ歯は快適になります。小室歯科では、ドクター、技工士がよくお悩みをうかがった上で入れ歯を作成していきますので、今の入れ歯にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
金属製の入れ歯
保険適用のレジン(歯科用プラスチック)でできた入れ歯は、強度を確保するために、どうしても厚みが出てしまいます。そのため、異物感が大きく、喋りにくい、食べにくい、ズレやすい、といったマイナス面が生じ、患者様によっては「合わない」と感じるようです。
また、レジンは熱の伝導効率が低いため、食べ物や飲み物の温かさ、冷たさを感じにくく、“味わい”という面でも優れているとは言えません。
こういった問題を解消するためにぜひご検討いただきたいのが、入れ歯の床部分が金属でできている「金属床義歯」です。
金属そのものが高い強度を持つため、入れ歯を薄く作ることができ、異物感が抑えられ、喋りにくい、食べにくい、ズレやすいといった問題を解消することができます。また、ご承知の通り金属は熱をしっかりと伝えます。温かさ、冷たさを十分に感じながら、飲食を楽しむことができます。金属ですから、もちろん耐久性にも優れます。
当院では、患者様のお口の状態やご希望に応じて、バイタリウム、チタン、金合金の金属床義歯をご用意しております。
薄く快適な入れ歯をお探しの方、現在保険の入れ歯を使っているけれどご不満がある方は、一度当院にご相談ください。
外れない見栄えの良い入れ歯
入れ歯の見栄えで最も御不満が多いのが、クラスプ(入れ歯の維持安定を求めるために残っている歯に引っ掛けるツメのようなもの)の存在です。当院では、クラスプなどを隠し、入れ歯を入れていることをできるだけ悟られないような工夫を入れ歯に施すこともできます。また、会話中に入れ歯が外れない様、特殊な器具(アタッチメント)付きの入れ歯も御用意しています。
このような細工を施した入れ歯は、複雑な構造をしているので、技工士の技術がすごく大事になってきます。小室歯科の技工士は、長年の経験からアタッチメント入れ歯の扱いに習熟しております。
アタッチメント義歯
アタッチメント義歯は、残っている歯に加工を施し、それを入れ歯と連結させることで安定を得ます。
安定性に優れながら、バネ、バーなどはありませんので、審美性、異物感の少なさという点でもその良さを発揮します。
小室歯科では、4種類のアタッチメント義歯がありますので、お一人おひとりに合った義歯をご提案させて頂くことが可能です。
O-リングアタッチメント
磁性アタッチメント
コーヌスクローネ
残っている歯の形を整え、その上に金属でできた内冠をかぶせます。その内冠にピッタリ合うようなかぶせ物を作り、新しい入れ歯を固定します。内冠と外冠の互いの摩擦力を利用してガッチリかみ合うことで、ガタつかず違和感も少ない入れ歯になります。
特徴は、O-リングアタッチメントとほとんど同じですが、かぶせ物の部分をセラッミックなどの綺麗な材料を使うことが出来るので、見た目の面ではピカイチです。
ロケーターアタッチメント
ロケーターアタッチメントは、2011年に日本でもインプラント用に認可されたアタッチメントです。
ロケーター・アタッチメントに樹脂の維持ディスクをはめこむだけのシンプルな構造ですが、維持力は良好で、磁性(磁石)アタッチメントよりも扱いやすいアタッチメントです。
樹脂の部分を取り換えることで、維持力を調節したり、劣化した時には取り換えることが出来ます。
ノンクラスプデンチャー
これまでの部分入れ歯は、金属のバネを残存歯に引っかけることで安定を得ていました。そのために、せっかく残った健康な歯に大きな負担をかけることになり、バネがかけられた歯の寿命が他の歯より早くなってしまうことがありました。
そこで開発されたのが、バネ(クラスプ)のない精密な入れ歯「ノンクラスプデンチャー」です。
バネではなく、入れ歯が歯を包むようにして安定を得るため、残存歯に余計な負担をかけません。バネがなくなったことで審美面でも大きなメリットがもたらされます。
あなたにあった人工の歯をお選びします
皆さんが、それぞれお気に入りの髪型や服装があるように、歯にも人それぞれの年齢、性別、性格に合った形があります。例えば、男性でしたら少し角ばった歯、女性でしたら丸い形の歯が似合うといった風にです。
また、歯の色が少し白いだけで、ずいぶん若々しく見えるものです。
入れ歯だから、、、とあきらめずにご自身にあった入れ歯の歯をお選びください。
インプラント(人工歯根)との組み合わせ
インプラントと組み合わせることで、さらに使いやすく、見栄えがよい入れ歯に出来ます。
インプラントといえども、人工物です。ですから、抜けた歯の数だけ、インプラントを入れることが出来れば、安定が増します。
しかし、インプラントをたくさん入れると費用がかかりますし、たくさん歯がない方はご高齢の方が多いので、年齢や体調の面で、大規模な手術には踏み切れないとご心配の方もおられると思います。
また、高齢化社会が進む中、最近では、もし、最終的に通院が困難になった時に、固定した状態のインプラントに炎症が起きた場合、修理や、メンテナンスがしにくいという問題も、起きてきています。
しかし、インプラントをほんの数本入れて、入れ歯をカチッと止めることができたとすれば、それはそれで相当患者さんのお口は安定し、物が良く咬め、“人生が豊かになる”と考えています。また、入れ歯を外して、残ったインプラントの部分だけ掃除するというスタイルをとれば、通院困難な状態でもメンテナンスしやすいという考え方もあります。
入れ歯を入れても、不安定で喋りにくかったり、噛み心地が物足りない方、また前歯が欠けているために入れ歯では見た目が気になる方には、インプラント(人工歯根)を組み合わせることでさらに元の歯に近い使いやすさ、見栄えを回復することが出来ます。
インプラントに特殊な器具(アタッチメント)をつけることで、入れ歯を止めるのです。
総入れ歯で、お困りの方へ:ミニインプラント
下の顎の総入れ歯は、内側に舌があるため、どうしてもがたつきがあり、“よく噛めない”、“よくしゃべれない”などの悩みをもたれる方が多いです。そこで、インプラントを利用して、こういう悩みを解決してほしいとおっしゃる方は、たくさんおられます。
しかし、インプラントをしようとしても、総入れ歯の人の場合、骨が少なかったり、たくさんインプラントを入れるため手術が大掛かりになったり、費用が高額だったりと、しり込みされる方も多いのも事実です。
そこで、そのような方に、小室歯科ではミニインプラントというものを使用しております。