かかりつけの歯科医院がセラミック治療に力を入れていない、質の高いセラミック治療を受けられる歯科医院を探している、といったとき、どのように歯科医院を選べば良いのでしょうか。 とにかく安い歯科医院を探すのは、そう難しくありません。各歯科医院の料金表を見比べたり、電話で問い合わせをすれば、その中で一番安い歯科医院が自動的に決まります。 しかし、セラミック治療という、審美性と機能性の両立が求められる治療をご希望の方は、「安ければあとはどうでもいい」とは考えませんよね。ただ、一口に“良質なセラミック治療“と言っても、実際にどこにポイントを置いて見極めるべきなのか、判断しかねている方も少なくないようです。
そこで、こちらのページでは、セラミック治療を受けるときの歯科医院の選び方をご案内しております。
本サイトは、「良質なセラミック治療を多くの方に受けていただきたい」という想いで立ち上げたものですので、ぜひ、皆様の歯科医院選びにお役立てください。
1、治療レベル・質の高い歯科医師+院内技工士がいる歯医者であることがベスト
セラミック治療は、セラミックさえあれば、どこの歯科医院での同じ仕上がりになるわけではありません。
適切な診断と治療には、経験豊富な質の高い歯科医の腕が必要です。歯の削除、咬み合わせの調整、天然歯との境目の仕上がりまで、細心の注意を払ってくれる歯科医でなければ、破損、虫歯の再発、その他さまざまな口腔トラブルのリスクが発生します。
また、歯科医と密に連携を取れる歯科技工士が、できれば院内に常駐している歯科医院であれば、より患者様の理想に近いセラミック素材の被せ物・詰め物を作ってもらえます。
小室歯科近鉄あべのハルカス診療所には、院内技工士が5名在籍しておりますので、当院のセラミック治療は、すべて院内で行っております。全員、デジタル技工以外も含め、セラミックの技工について、習熟しており、非常に頼りになる存在です。
歯科で使用する材料は、セラミックに限らず、非常に多岐にわたっており、それらの材料を適切に使い分けるために、身近に技工士がいてくれることは、大きなメリットとなっています。
また、高度な色合わせを行うために、常に当院では歯型取りの際に、技工士に同席してもらい、患者さん、ドクター、アシスタントと一緒に相談しながら決めていきます。
2、圧倒的な経験+実績(症例数)を誇る歯医者であること
セラミック治療の品質は、セラミック治療の症例数にほぼ比例します。経験があるからこそ、もっと満足していただけないか、もっと心地よく治療を受けていただけないか、ということを考えます。
また、患者様にとって、スムーズに治療が進むことも大切な要素かと存じます。あれじゃない、これじゃない、と歯科医やスタッフに迷いが見えれば、それは患者様にも伝染します。経験により効率化された一定のシステムの中で、お一人お一人のお口の状態・お悩みに誠実に耳を傾けてくれる歯科医院を選びましょう。
そのためには、圧倒的な経験と実績を持つ歯科医院への相談が、効率の良い選択となります。
3、前歯のセラミック治療の必須アイテム、マイクロスコープなどの設備が充実した歯医者であること
視野を20倍にまで拡大できる「マイクロスコープ」は、一般的に歯の根の治療(根管治療)に使用されることが多い歯科用の顕微鏡ですが、もちろん、どんな治療にも使えるものです。むしろ、必要に応じて活用すべきものです。
セラミック治療でも、歯を削った時の形の確認や、術中の状態の患者さんへのプレゼンテーションなど、マイクロスコープを使用することは非常に有用です。
4、前歯・奥歯などセラミックを入れる部分に応じて豊富な種類のセラミックを取り扱う歯医者であること
セラミックと一口に言っても、その種類はさまざまです。美しさを追求したもの、強度を追求したもの、その二つをバランスよく兼ね備えたもの、歯科用プラスチックと混合したものと、さまざまな特徴を持ったセラミックが存在します。
セラミック治療を行う箇所や患者様のご要望に応じて、もっとも理想に近い材料をご提案できる、また当然そのための選択肢が用意されている歯科医院をおすすめします。適切な材料を選択できれば、セラミックによる詰め物や被せ物はもちろん、口腔全体の健康と美しさを長期間維持することが可能になります。
5、衛生管理を徹底している歯医者であること
医療機関として、衛生管理の徹底は当然のことです。ただ、近年は歯科業界の競争がし烈を極め、コストカットに追われる歯科医院も少なくありません。そういった環境の中で、規模や患者様の数に関係なく、常に衛生管理を追求している歯科医院を選ぶことが大切です。そういった基本に忠実な歯科医院は、治療や対応も誠実であることが多い傾向にあります。
6、理由もなく、治療費が安い歯医者を選ばないこと
患者様が歯科医院を選ぶ際、費用に注目するのは当然のことです。予算内に収まる料金で、なおかつ安ければ安いほど、耳目を集めます。
ただし、やはりその安さには、何か理由があります。修復物の作製を安い技工所に丸投げしている、未熟な歯科医に任せている、スタッフの給料が安い、衛生管理をいいかげんにしているなどなど、さまざまなことが考えられます。歯科医も、衛生士も、技工士も、歯科助手もやはり人間です。小さな不満が、ゆくゆくは低品質の治療となって、患者様の損失となってしまいます。
治療費は、歯科医院を選ぶ際の大切な要素です。しかし、極端な低価格ばかりをアピールする歯科医院は、先述したリスクを抱えている可能性があることを、どうかお含みおきください。